お知らせ

散歩から帰ってきてダニを見つけたことはありませんか?
春になるとワンちゃんを連れて散歩に出かける機会が増えます。野山や公園から帰ってきて、ワンちゃんの顔や脇の下についているマダニを見つけたことはありませんか?また、ネコちゃんがうっかり家の外に出てしまってマダニを耳の後ろに付けて帰ってきたり…。マダニは動物の血を吸うだけでなく、犬や猫に病気をうつしたり、ペットを介してヒトに感染症を引き起こすことがあるのです。ぜひ、お薬でマダニの予防をしましょう。
ダニからうつる病気「SFTS」とは?
近年、ダニが媒介する人獣共通伝染病で「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が注目されています。2022年の5月には隣県の富山県でSFTSウイルスに感染した犬が確認されました。SFTSウイルスは野生動物とマダニの間で感染が維持されているのですが、ヒトやイヌ・ネコもマダニに咬まれることで感染します。また感染したペットからヒトへ感染したと考えられる事例も報告されています。とくにヒトとネコはSFTSに感受性が高く、症状が重症化する傾向があるので注意が必要です。ヒトでは令和3年6月までに西日本を中心に641名の患者が報告されていて、うち80名が死亡しています。また国内での犬猫の発症例はネコで370例、イヌ19例が確認されています。
「ダニ予防のお薬」は当院で処方しています
毎日の散歩に加え、週末やゴールデンウィークと、野山に出かける機会も多くなります。人間がマダニに刺されないように注意すると共に、散歩や野山から帰ったらワンちゃんネコちゃんをシャンプーしてマダニを家に持ち込まないことが大切です。またペットがマダニに寄生されないよう、ダニの予防駆虫薬を定期的に投与しましょう。予防したいけどどんなお薬が良いのか分からない。そんなときはお気軽に当院にご相談ください。