お知らせ
2017-01-20 22:32:00
十日町地区では学校や職場でインフルエンザが流行っているそうです。最近「家族がインフルエンザに罹ったのだが犬や猫にもうつるのか?」というお問い合わせがありました。
ヒトのインフルエンザは犬や猫には感染しませんのでご安心ください(ただし世界中でヒトや動物のインフルエンザの研究が広く行われており、ヒトの季節性インフルエンザウイルスや高病原性鳥インフルエンザウイルスの犬や猫への感染例も「頻度は多くないが」報告されているそうです)
では「犬や猫にインフルエンザはあるのか?」とご心配されるかも知れません。2000年代に入って、米国と韓国で「犬インフルエンザ」の発生の報告がありました。犬の呼吸器疾患を引き起こすいわゆる「新興感染症」です。2007年に韓国で発生した犬インフルエンザは野生の鳥が保有している鳥インフルエンザウイルスに由来することが明らかになりました。その後、韓国、中国、タイなどアジア地域や北米での発生が認められ世界的に拡大傾向があるようです。これらのウイルスによる犬インフルエンザは現在のところ、日本での発生はありません。しかし万がいち日本に侵入したときのために「犬にもインフルエンザがある」ことを知っておくのは良いことですね。
2017-01-15 16:17:00
動物の耳の穴を覗いたことがありますか。
もし、茶色や黄色の耳アカが見えたら、それは外耳炎(耳道の微生物の感染による炎症)で、治療を必要としています。
それが子犬や子猫だったら、ミミダニの感染による外耳炎かも知れません。耳垢の中にいるダニは顕微鏡でないと見えないくらいの小さなミミヒゼンダニ(下図)です。
オトナの犬や猫だったら、細菌やマラセチア(酵母様真菌:下図)による外耳炎が多く見られます。青い楕円形の粒々がマラセチアです。
オトナとコドモ、いずれの場合も治療が必要です。早期発見・早期治療が重要です。慢性化すると治療に長い期間が必要になる場合があります。
耳を覗いて耳垢の有無と確認しましょう。お気軽に当院へご相談ください。